●2007年 第3回ベルカント・ソプラノ・コンコルソ 受賞者  
 本選2007年10月13日(土)

第1位 

佐藤朋子

谷地田みのり





第2位 

なし



     佐藤朋子

    谷地田みのり
第3位 

柴田百代

前原加奈

  柴田百代

  前原加奈
Voce d'oro賞

安藤園子  

安藤園子




第2次・本選審査委員

Rossella Redoglia
ロセッラ・レドーリャ
 (イタリア人、ソプラノ)
ヴェルディコンクール入選、
バッティスティーニ、ヴォー
ルトリーニ、パーヴィーアな
どのコンクール優勝者で、
ヴェローナ野外劇場、フェニ
ーチェ他主要劇場に出演中
の現役ソプラノ・スピントで
発声や音楽指導教師として
も優秀である。

Rao yu-jian













春日了
主催者、テノール
ドイツ・イタリアに留学。
ルーマニアのタルゴヴィシュ
テ市祝典音楽祭招待歌手
市民栄誉賞受賞ほか受賞
多数
今回のイタリア語通訳








●第3回ソプラノコンクール審査内容


今年の審査では、息の使い方や呼吸が問題となった。
日本人は呼吸というと息を吸う方に集中して、うまく吐く術を知らない。
吸い方がきつすぎて喉が絞まり、その場所で歌ってしまうので硬い声になる。
若いので皆声が出てしまうが、もっと、喉をリラックスさせて支えを喉から遠くに感じて歌うべ
きだと思われた。

歌の上手い歌手が多く3位までで切るのが審査員としては辛かった。
第1位の佐藤さんは得意のモンテヴルディを第2次で歌い、本選ではヴェルディのオテッロを
歌唱と、年代の開きがありすぎて審査員は考え込んだが、リリコの美声と歌唱の美しさから1
位を獲得。同1位の谷地田さんは得意のロッシーニで第2次では高音を押す箇所があった
が、本選のDonna del Lagoのアリアは素晴らしかった。
決して軽く浅い声ではないのにロッシーニを歌うので魅力を感じる。
3位のリリコの柴田さんは本選での椿姫のアリアで前半を2回歌うヴェルディが書いた 通りを
歌い余裕を見せ、最後のアクートも決まって好評を得た。
少し歌唱に荒い面がありレガートを追求すればと惜しい気持ちが残った。
同3位の前原さんはイタリア作品らしい歌唱で、声が前に飛んで来てドラマもわかるが、呼吸
で上半身に硬さが残っているように感じた。
入賞以外でも、歌唱内容がありとても上手く歌っているが、ある声区から上が急に違う声にな
り、押した声になっていて評価を落として残念だった歌手もいた。

声楽では中音域から高音域への滑らかな移行が必要で、それには呼吸や支え、喉を楽に 
使うことなどに精通して、共鳴を得て前に響く声が理想である。出ればいいという声ではなく
全ての母音が浅くなく丸い響きをもつように日頃から発声の基礎を考えて練習して欲しい。







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